VPSAって何?
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2本の吸着塔を用いて吸着を大気圧、脱着を真空下で行う方法です。
VOl%単位の高濃度のVOCガスをそのまま処理可能で、
しかも低発熱で排水処理が不要という画期的なVOC処理技術です。
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発火や爆発の心配がなく安全!
吸着剤がシリカゲルなので、発火・爆発の心配が無く安全です。
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シリカゲルによる吸着は・・・
シリカゲルは不燃性で吸着熱による温度上昇が少ない、非常に安全な吸着剤です。
吸着剤の寿命:5年以上の実績
※10年以上稼動している実機においても性能劣化は確認されていません。
他にも、安全を考えたうれしい設計。
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静電気発生を抑える亜鉛メッキ
Carbon Steel 材を使用する場合は亜鉛メッキ処理を施します。

耐食性に優れたSUS材
長年使うものだから、耐食性にすぐれ丈夫なSUS材を使用します。
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緊急時の停止(インターロック)
電動機器・回転機器類の故障、装置の性能不良要因の発生、非常停止時に作動します。(制御盤タッチパネル画面)
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ドライ式ポンプ(揺動式)
ドライ式なので、シール液による回収液の汚染がありません。
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ドライ式ポンプ(ルーツ)
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ドライ式ポンプ(スクリュー)
他の方法と何が違うの?
吸着剤がシリカゲルだから、発火・爆発の心配が無く安全です
これまで一般的に使用されて来た様々なVOC処理・回収の良いところだけを取った新しい技術です。
シリカゲルに吸着させることで、安全性の確保とともに、回収率・導入コストをクリアしました。
VPSA法による吸着方式 | ||
---|---|---|
活性炭 | シリカゲル | |
操作性 | ◎ | ◎ |
回収率 | ◎ | ◎ |
導入コスト | ○ | ○ |
運転コスト | ◎ | ◎ |
設置面積 | ◎ | ◎ |
安全性 | ▲ | ◎ |
弱点 | 可燃性吸着剤 |
◎=非常に良い ○=良い ▲=弱みがある
高濃度VOCガスの回収に
これまで一般的に使用されて来た様々なVOC処理・回収の方法には、それぞれ得意、不得意がありました。
従来の吸着方式の装置では、安全性確保のためVOCを爆発下限界以下まで希釈する必要がありますが、SESのVPSA法は、不燃性のシリカゲルを使用することによりVOl%単位の高濃度ガスをそのまま処理することが可能です。
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